沖縄の気候風土と水
水が世界観と暮らしをつくった島
沖縄は、水に囲まれ、水に守られ、水とともに生きてきた島です。
この講義では、沖縄の気候風土が水にどのような性質を与え、その水が暮らし・信仰・世界観をどう形づくってきたのかを辿り、現代の暮らしで水の浄化力を高める実践へとつなげていきます。
問いかけ
なぜ沖縄で水を語るのか
沖縄では、水は単なる資源ではありませんでした。
水は命を育て、場をととのえ、
人の生き方そのものを映す存在
でした。
沖縄の気候風土の特徴
高温多湿
年間を通じて温暖で湿度の高い気候
島嶼環境
海に囲まれた独特の地理的条件
循環する水
水が滞留せず、常に循環し続ける環境が沖縄です
高温多湿が水にもたらす影響
水分子の運動が活発になり、蒸発と凝縮が頻繁に起こります。
水は澱みにくく、生きた状態を保ちます。
島という環境がつくる水循環
海
水の源
雲
蒸発した水蒸気
雨
島に降り注ぐ
地下水
大地に浸透
循環距離が短く、
水は若く濃い状態を保ちます。
台風という水の攪拌装置
台風は破壊ではなく攪拌です。
水を腐らせず、場をリセットする自然の調律装置です。
沖縄の水の物理的特徴
川が少なく、湧水が中心
地下水が主要な水源となる独特の水文環境
琉球石灰岩による自然ろ過
やわらかな水が生まれます
水が神聖になる理由
どこから来たかわからず、制御できない存在。
水は人知を超えたものとして敬われました。
水が生活の中心だった沖縄
飲む
命を支える水
洗う
清潔を保つ水
育てる
作物を育む水
清める
場をととのえる水
井戸は共同体の中心でした。
産湯と死に水の意味
命の始まり
産湯で迎えられる
同じ水
循環の一部として
命の終わり
死に水で見送られる
人は水の循環の一部という感覚です。
清めと日常が分かれていない文化
日々水に触れること自体が清め。
暮らしそのものが祈りでした。
琉球王朝と水の信仰
泉や井戸は御嶽と並ぶ聖域。
水源を守ることは国を守ることでした。
女性神職と水
ノロを中心とした女性神職
水の儀式を司る存在
水は受容と循環の象徴
女性性と水の深い結びつき
世界観
ニライカナイという世界観
海の彼方の常世の国。
水は異界と現世をつなぐ媒体でした。
水は物質であり媒介である
生命、情報、秩序を運ぶ存在。
だから水は粗末にできませんでした。
水の浄化力とは何か
浄化とは取り除くことではなく、
本来の秩序へ戻る力です。
現代の暮らしで水は乱れやすい
配管
長い管路を通る水の変質
電磁ノイズ
電子機器からの影響
人工素材
化学物質との接触
水はととのえにくい環境にあります。
水の浄化力を高める暮らし
水の響きステッカー
リストバンド
リング
セラミックボール
マイクロバブルシャワー
活水器
ととのえた水は排水で終わらない
使用後も水は響きを保ち、
分解と再構成が起こりやすくなります。
水をととのえることは生き方をととのえること
水の扱い方が、世界との関わり方になります。
水の浄化力を高めればレタスは育つ
水耕栽培では水がすべてを担います。
水が整えば、作物は自然に育ちます。
水の浄化力を高めればサンゴ礁は死なない
水の循環が保たれれば、
海は回復する力を持ちます。
水をととのえれば命は循環する
暮らしの水が、農業を変え、海を守り、未来をととのえます。